NPO花粉情報協会による、全国各地の2005年のスギ・ヒノキ科花粉の飛散予測です。 (2005.1.31)


2005年春のスギ・ヒノキ科花粉は全国的に非常に多いでしょう。

 春に飛散するスギ花粉の量は前年夏の気象条件に大きな影響を受けます。雨が少なく日照時間が長く気温が高ければ多くなります。
2004夏の猛暑の影響で、スギ、ヒノキの雄花は全国的に多くなっています。不作であった昨年の数十倍、過去10年の平均の数倍の
飛散が予測されます。花粉症の患者さんは無防備に花粉を吸い込むと症状が重症化します。まだ発病してない人も大量の花粉を吸えば
発病が早まります。
 北海道地方の飛散開始は4月。道南では1,000個/平方センチを超える見込みです。東北地方南部では2月下旬から飛散開始、
中・南部では非常に多くなる見込みです。関東甲信越地方の飛散開始は2月10日頃です。近畿・北陸地方の飛散開始は2月10日頃です。
東海地方の飛散開始は1月下旬から2月中旬で、10,000個/平方センチを超える地方もあり、5月連休頃まで続く見込みです。
中国地方の飛散開始は2月10日から中旬以降です。四国地方は2月上旬に太平洋側から飛散開始します。九州地方は2月上旬に西部から
西部から飛散開始、昨年比較的花粉の多かった南部でも昨年の5倍前後の飛散が予測されます。